ホホバオイルとスキンケア

ホホバオイルとアトピー

ホホバオイルは、昔から医療分野でも活躍してきましたが、近年、アトピー治療にも有効であることが明らかになっているようです。

 

アトピー性皮膚炎は、バクテリアやハウスダストなど、さまざまなアレルゲンによって起こるアレルギー反応であるため、アレルゲンとなる異物の侵入を防ぎ、肌を守るバリア機能の回復が第一条件となります。

 

ホホバオイルの主成分であるワックスエステルで肌に潤いのバリアを張り、外的刺激や異物の侵入をブロックすることで、アトピー症状を引き起こす原因から肌を守ります。

 

アトピーの原因についてはまだ不明なところも多いと言われていますが、長年のアトピー研究により、黄色ブドウ球菌などのバクテリアの働きがアトピーの原因のひとつであるという説が有力視されているそうです。

 

ホホバオイルは、この黄色ブドウ球菌などのバクテリアの繁殖を抑え、アトピーの原因そのものを阻害する働きがあるとされ、ミシガン大学の実験では 「カンジダ菌、黄色ブドウ球菌やシュードモナス菌を含む一般的な皮膚に悪影響を及ぼすバクテリアのうち、5つがホホバオイルの中で生き残ることができなかった」と報告されています。

 

さらに、アトピーは肌が乾燥するとかゆみが増幅するため、保湿力の高い化粧品でスキンケアする必要がありますが、添加物を使用せず、人の皮脂に近い成分であるホホバオイルは、アトピー肌に刺激を与えず、必要な潤いのみを与えることができます。