ホホバオイルとスキンケア

ホホバオイルの成分

ホホバオイルの成分は、97%のワックスエステルと、その他アルコール類や脂肪酸類で構成されていることから、ホホバオイルの成分のほとんどはワックスエステルで占められていることになります。

 

ワックスエステルとは、高級脂肪酸と高級アルコールがエステル結合した化合物のことで、ロウ類と呼ばれる油脂類です。ホホバの木は、砂漠などの過酷な環境下でも自生できるように、ワックスエステルを含んだ脂層によって樹皮を覆っており、人間の角質もホホバの木同様、ワックスエステルを含んだ角質で肌を構成しています。

 

このことから、ホホバオイルは人間の肌の上で皮脂と同じ働きを行い、ごく自然な状態で肌をうるおわせることができると理解できます。

 

皮脂と同じ成分なので、肌への浸透性も高く、なじませた瞬間に高い保湿効果を発揮できます。

 

350,000種類に及ぶ植物を鑑別した結果、ホホバの木ほど大量のワックスエステルを含む植物は存在しなかったという結果が報告されているように、ホホバオイルは数ある天然オイルの中でも極めて希少な存在であり、高級なオイルであることが分かるでしょう。
実際、ホホバオイルは高級サロンなどのマッサージオイルとして広く利用されており、他のオイルとは一線を画した天然オイルとして扱われているようです。